司法書士が得意な相続分野
誰しもがいつかは経験する可能背が高い家事事件として相続というものがあります。
年々、相続に関する相談件数は増加傾向にあり、もはや国民の身近な問題ともいえるでしょう。
この問題の厄介なところとして、ひとくちに相続といってもすべての手続きを含めえると100種類以上も手続きがあるという点です。
そのため、各分野の複数の専門家へ相談・依頼しなければならないケースが多発してしまいます。
また各種手続きの中には期限が設けられているものもあるため、相続が発生したら速やかに然るべき相談機関へ行き、迅速に動かなければなりません。
相続で相談窓口に迷ったらまずは弁護士の元を訪れるといいでしょう。
弁護士はすべての法律業務を制限なく行える、オールマイティー的な存在です。
総合的な相談窓口として最適です。
しかしそんな弁護士でも太刀打ちできない領域があります。
それが不動産登記に関することです。
近年、遺産に不動産が含まれること、それに付随する分割や登記に関する相談が急増しています。
遺産に不動産が含まれることで一気に問題が複雑化してしまうのです。
不動産登記に関することが最大の論点なら、ぜひ司法書士へ相談しましょう。
司法書士は登記に関するスペシャリストです。
相続登記をしっかり行わなければまずその不動産の売買ができません。
適切な時期に適切な価格で売買するために、迅速に登記を行うことはとても大切なのです。
ベテラン弁護士でも登記に関する部門においては司法書士の教示を受けることも多々あるようです。
登記と言ったら司法書士、そう覚えておきましょう。
また相続放棄のように比較的簡易で、書類の提出だけで手続きが済むようなものも、弁護士より司法書士へ依頼したほうがお得なことが多いようです。