失敗しない飲食店の法人化
飲食店は誰でも気軽に始められる事業として今も昔も人気のある業種になります。
少し前はカフェブームがありましたし、自分のお店をいつか持ってみたい、そう考えている人は意外と老若男女問わずに多いのではないでしょうか。
しかし、しっかりとした事業計画の元に開業しないと、いってしまえば飲食店はあっという間に潰れてしまいます。
誰でも気軽に開業できる、でも同時に寿命が短い、それが飲食店の特徴である事をまずは理解しましょう。
特に法人化のタイミングは慎重にしましょう。
飲食店の場合、創業の際に節税の効果を狙っていきなり法人化を進められる事もあるかと思いますが、法人化には様々なメリットと同時にデメリットも存在するということを知らなければなりません。
はっきりいってしまえば、創業時の資金面で不安があるなら、法人化よりは個人事業主としての開業がいいでしょう。
もちろん資金面で何の心配もなければ、法人化も問題ありません。
数か月売り上げがなくてもお店をやっていけるだけの運転資金は最低限必要になります。
法人化の最大のメリットはやはり社会的信用が挙げられますが、これは役所や取引先、金融機関に対しての信用度になります。
飲食店の場合、お客さんがあのお店は法人だからきっと美味しいはずだよ、と考える人はまずいないと思います。
つまり飲食店のお客さんからしてみれば、お店の事業形態が法人だろうが個人だろうがあまり関係ないのです。
開業にあたり何が何でも会社を設立しなきゃいけないことはありません。
始めは無理をせずに、順調に売り上げが出てきた頃に法人化するという選択肢もあります。