会社設立サービスを行っている専門家はたくさんいます。
その多くは、士業と呼ばれる各種専門家になります。
会社設立を取り扱っている代表的な士業としては行政書士・税理士・司法書士などがおります。
しかし税理士や行政書士の多くは会社設立サービスを格安で提供するかわりに顧問契約（税理士の場合は税務顧問、行政書士の場合は記帳代行業務）がセットになっている事が大半です。
正直開業したばかりの頃は、そんなに売り上げも多くないでしょうし、直接利益に繋がらない各士業への顧問料はバカになりません。
毎月数万円だとしても年単位で考えれば看過できない金額になりますよ。

また実際会社を運営してみない事には、それらの顧問契約が本当に必要かどうかもわかりません。
会社をやっていく過程で、必要だと思えば顧問税理士を探せばいいですし、毎日の記帳が大変だと感じた時に依頼すればいいだけの話です。
会社設立したから絶対に税理士や行政書士のサポートが必要と決めつけるのはよくありません。

つまり会社設立の格安料金の裏側には本来必要ではないかもしれないサービスもセットになってしまっているという現状があります。
しかしその点司法書士には顧問契約がありませんから純粋に会社設立、法務局への登記までをお願いしたい、そんな方にピッタリです。

また法務局への登記手続きは司法書士にしかできません。
つまり会社設立を行政書士や税理士へ依頼した場合、彼らは登記業務は行えませんので、知り合いやつながりのある司法書士へ依頼する事になります。
手続きに仲介する人数が増えれば増える程、費用はかさむ傾向にありますので、依頼先はよく考えるべきでしょう。