一昔前に比べて多重債務・借金問題は減ってきているとはいったもののまだまだ苦しんでいる人は数多くいます。
そういった方々の多くは、独りで悩んでおられる傾向が強く、日に日に状況が悪化してしまう負のループの中にいるといってもいいでしょう。

借金問題は早めに司法書士あるいは弁護士へ相談に行くべきです。
持家があるから、自己破産はできない、借金問題の解決は何も自己破産だけが選択肢ではありません。
借入や返済の状況次第で過払い金が発生してるケースもあり、負債と相殺することも出来る可能性もあります。
業者との交渉次第で、生活に支障のない返済計画をたてることも十分可能です。

取り立ては、司法書士あるいは弁護士へ依頼した時点で止まります。
これだけでも依頼者にとっては精神的負担が減るのではないでしょうか。
弁護士も司法書士も同じように裁判事務手続きを行える専門家なので、どちらに依頼してもいいですが、近年は債務整理に力を注いでいる司法書士が目立ちます。
電車やテレビの広告で司法書士法人をよく見かけるようになりました。
確かに司法書士は弁護士に比べて活動に一部制限はありますが弁護士に比べてより債務整理に特化したノウハウを持つ司法書士というのは現実に増えてきています。
ただし全ての債務整理案件を司法書士へ依頼した方がいいといっているわけではありません。
訴額が１４０万円を越えそうな案件ならもうそれは司法書士の活動範囲外です。
１４０万円を超えた部分は簡易裁判所案件ではなくなるからです。
司法書士に地裁や家裁高裁での交渉代理権も裁判代理権もありません。
そのようなケースは始めから弁護士へ依頼しましょう。