介護の離職率を下げる方法はあるのか

うちの会社は離職率が高い!
人が定着せずに育たない、
社員がどんどん辞めてしまう、
どうにかして離職率を下げる方法はないのか!

そう悩む経営者は実はとても多いです。
そしてそれは介護業界にも同じ事がいえます。
事業所規模が小さいほど離職率が高く、その離職率を下げる方法はないかと国をあげて悪戦苦闘している真っ最中ともいえるでしょう。

これからの高齢化社会を支える介護従事者の離職率を下げる事は急務といえるでしょう。

ではなぜ介護職の離職率はいつまで経っても下がらないのでしょうか。
介護報酬改定の内容により、賃金に対する改善は少しずつですが進んできているといえます。
しかしながら実際の現場は、どうしても施設長のカラーが大きく影響すると言わざるを得ません。
国をあげて改善出来る部分には限界があります。
各施設ごとに、介護職員の職場環境改善に積極的に取り組まなければならないのです。
特に介護職は一般企業と異なり、入居者と接する、つまりヒトと接する仕事になります。
認知症患者も急増する今、職員の抱えるストレスは想像を絶するものでしょう。
その上さらに職場同士の雰囲気も悪ければ、それは長く働く事は難しい、となるのではないでしょうか。

実は介護職の離職率は他業種と比べるとそんなに高いわけではありません。
しかしながら介護業界の離職率をどうやって下げるべきか、についてはよく論議されます。
実は離職率というよりも、定着率が低いのです。
離職者のうちの半数以上約8割もの職員が、3年未満の勤続年数で退職しています。
その退職理由の大半を占めるのが「人間関係のストレス」です。
実は仕事内容に対する不満というのはそれほど多くありません。
他業種と変わらないほどです。

人間関係を改善する、教育システムを充実させる、これは各施設ごとに取り組まなければならない問題であり、それが介護職員の定着に繋がっていくのではないでしょうか。

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