セクハラ研修の実施、講師

少し前になりますが2007年の法律改正により、各企業にあるセクハラ防止に配慮する義務が、セクハラ防止措置を取る義務へとより強化されました。
これによってセクハラはあってはならないものだと明確にする事、相談窓口を設置する事、通報があった場合は速やかに事実関係を確認する事などを企業に義務付けました。
しかしセクハラを始めとするハラスメント問題は予防こそが最大の対策になります。
すなわちどうやって社員一人一人の意識を強く持ってもらえるか、が非常に重要になってきます。
意識改革させるために最も多く用いられる方法として社内研修があります。
研修によってセクハラとはどんなものか、それによって与えられる会社の損失とは、セクハラの実態など、社員に理解を深めてもらう事が可能になります。
しかしセクハラ研修の際の講師はどうしますか?
社内の総務や法務担当が行う事が大半かと思われますが、彼らも同じ会社の人間です。
社内講師ではやりにくい、と感じる社員も多いと思います。
また講師自身も受講者が管理職や経営幹部ばかりの場合ですとやりにくいことでしょう。
ここで効果的なのが外部講師を招くことです。
外部からの客観的な意見や考え方を紹介してもらうのもいい方法かと思われます。
是非外部講師の活用を検討してほしいです。
また研修を単なる研修で終わらせないためにも、後日アンケートやレポートを提出してもらったり、例題形式でロールプレイングを行う事も大切です。
研修の時だけ理解した気になっても意味はありません。
日常的に、社内にセクハラは起こってはいけないものだという風潮を根付かせることが大切なのです。

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