離婚・養育費や慰謝料について

離婚の話し合いで欠かせない、お金のこと。
離婚には子どもがいれば子どもの親権から養育費、財産があれば財産分与、慰謝料、など実に様々な手続きが必要になります。
そのため、離婚は結婚の数倍パワーが必要とされており、話し合いも難航する傾向にあります。

離婚そのものについて、片方が応じない、
離婚ではなく、条件、主に金銭面での折り合いがつかない。

何れにしろ、そんな時は当事者同士で無理に話し合いを進める事はやめましょう。
時間と労力のムダになります。
一呼吸おいて、代理人を立てる、家庭裁判所の調停を利用する、など次のステップへの移行が必要といえるでしょう。
特に家庭裁判所の離婚調停はおすすめです。
裁判所の手続になりますが裁判とは大きく異なります。
紛争ではなく、あくまでも話し合いによって事態の早期解決を目指す手続きになります。
間に調停員も入ってくれます。
必ず弁護士を立てなければならないこともなく、費用も印紙代のみで少額で済みます。
何より調停が成立した際には調停調書が作成されます。
この調停調書には、離婚条件、慰謝料や養育費について記載することもできます。
更には万が一相手が支払を滞った際には判決同等の法的効力もあります。
つまり即強制執行が出来るのです。

特にお子さんがいる場合、養育費の支払いは子どもが成人するまでですから長期にわたることが予想されます。
一、二年先のことはある程度予測がつくかもしれませんが、五年十年先となると誰にもわかりません。
将来に渡って相手が誠実に養育費を支払い続けてくれるのかは誰にもわからないのです。
また相手の経済状況が変わらない保証などありません。
念には念を入れて、離婚、主に養育費慰謝料お金に関することは慎重になるべきなのです。

関連記事