ＮＰＯ法人は他の株式会社や一般社団法人などの法人と異なり、設立するためには政府の認証を受けなければなりません。
誰でも簡単に設立、登記出来るものではないのです。
しかしでは認証を受ける為にはどうしたらいいのでしょうか？
簡単に言ってしまえば、必要な書類を揃えて、各都道府県あるいは内閣府へ申請をおこなえばいいのですが、この必要書類、が非常に複雑なのがＮＰＯ法人設立の特徴であり、一番のネックとなる点になります。
書類が複雑すぎて、設立を断念する方も実は多いのです。

ＮＰＯ法人を設立するために必要な書類について以下簡単に列挙します。

　まずは特定非営利活動法人設立認証申請書。
申請者は理事長となるべき者になります。
　定款
設立する法人のルールを定めた書面になります。
　役員名簿
　就任承認および誓約書
これは役員全員分が必要になります。
　社員のうち１０人以上の名簿
社員全員分でなくても構いませんが、１０名以上必要になります。
　設立趣旨書
法人設立に至った動機や理由、事業の活動の目的などを簡潔にわかりやすく記載します。
　設立総会議事録
ＮＰＯ法人設立には総会を開く必要がありその議事録を作成します。
　事業計画書
本年度、更に翌年度の事業計画書を提出します。
　収支予算書
同じく本年度と翌年度分の予算書を作成します。

特に認証審査の際に重点的に判断されるのが、設立趣旨書、事業計画書、予算書だといわれてます。
これらの書類をいかに整えるかで、認証・不認証が決まるとすら言われています。
更にやっかなことに、申請書類を提出してから認証を受けるまで最低でも四カ月ほど審査期間がかかります。
書類の準備もあわせると、ＮＰＯ法人設立には他法人とは比べものにならないくらいの時間がかかるといえるでしょう。