司法書士・税理士・行政書士、会社設立は誰に頼めばいい?

株式会社を設立するためには所定の書類を整えて法務局へ登記を行うことによって完了します。
しかしこの一連の手続きはシンプルなようで各種書類は複雑で面倒なものばかりです。
ですから会社設立サービスを行っている各種専門家へ依頼する方が大半になります。
専門家へ依頼せずに個人で会社設立の登記まで行う、そんな方は全体のごく少数です。
では具体的にどのような方々が会社設立サービスを行っているのでしょうか。
代表的な専門家が行政書士・税理士・司法書士の三つになります。

行政書士は書類作成のプロ、税理士は税務関係のプロ、司法書士は登記や供託のプロになります。

会社設立、法人と税金は切っても切れない関係にあります。
節税したがために会社設立する方もいるくらいですから、会社設立前に税理士へ相談に行く方は大勢いらっしゃいますし、それは正しい行為だと思います。
一方行政書士は代書屋と呼ばれる程の書類作成のプロ。
会社設立に関わる各種書類を本人に代わって作成する事が可能です。
しかし行政書士も出来ない事があります。
それは法務局への登記申請書の作成と申請代行です。
これが出来るのは司法書士だけ。
税理士も行政書士も登記だけは代理で行う事はできません。
登記申請は司法書士の独占業務になります。
ですから行政書士や税理士へ会社設立を依頼した場合、最悪法務局への登記はご自身で行ってください、と言われる可能性もあるわけです。
一概にどの士業へ依頼した方がいいとは言えませんが、保有している資格によって出来る事・出来ない事があるので依頼先を探す際には注意してみてください。

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