司法書士と相続登記
相続に関する手続きの中で不動産にまつわるトラブルや手続きは意外と多いです。
遺産に預貯金などの現金は大した額ではなくても、先祖代々の広大な土地を相続してしまって扱いに困っている、そんな類の相談はよくあることです。
登記関係のことで困ったり相談したいことがあれば司法書士が専門家になります。
司法書士は法務局へ提出する書類を依頼人にかわって代行代理できる唯一の専門家になります。
相続において発生する不動産登記のことを相続登記といいます。
相続手続きを取り扱っている専門家はたくさんいますが、繰り返しになりますが相続登記を行えるのは司法書士だけになります。
くれぐれも他士業や無資格者には注意してください。
最近、無資格者であるにも関わらず自分がさも法律家・司法書士であるかのように振る舞い、顧客から報酬をむしり取っている悪質な業者も頻出して社会問題にもなっています。
専門家へ依頼の際には正確に相手の身元を調べてからにしましょう。
各司法書士会では名簿を公開しています。
不安があれば調べてみましょう。もちろんインターネットからも検索できます。
不動産の登記は義務ではありません。
ですからその土地によっては何年何十年も放置されていた場合もあり、そうなると登記は非常にややこしくなります。
相続人の特定から始めなければなりません。
しかし登記しなければ売買すらできません。
土地不動産は時価により変動が激しい生ものです。
売りたい時に登記が間に合わず売れなかった、そうなると大きな損失に繋がりかねません。
相続が発生し、財産に土地建物が含まれる場合は抜かりなく手続きをしておくべきです。