インターネットの誹謗中傷問題に立ち向かう

ここ十数年、インターネットの普及は目を見張るものがあり、あっという間にわたしたちの生活に浸透しました。
もはやプライベートな場面でもビジネスの場面でもインターネットなしの生活など考えられないようになりました。
しかしその反面、ネット普及に伴いネット特有のトラブルも急激に増加しています。
ネットトラブルの代表的なものに、誹謗中傷や個人情報の漏えい、書き込み被害があります。
しかもこれは何も個人に限定された問題ではなく、企業や法人もその対象に晒されています。
実際ネットの書き込みや誹謗中傷・風評被害によって取引先やお客さんが激減し、結果廃業に追い込まれてしまった企業も存在するのです。

スマートフォンの普及も影響して、今やネットは小学生でも自由自在に駆使します。
しかしネット利用する方の多くにあまり知られていませんが、特定の個人や企業を誹謗中傷すること、この行為自体がもはや立派な犯罪なのです。
そうです、誹謗中傷は犯罪行為なのです。
つまり今、ネット上の世界では犯罪行為が毎日のように当たり前に行われている状態なのです。

しかしインターネットトラブルの場合、実際に発信源を特定して刑事告訴あるいは損害賠償請求するまでの道のりが険しく手間もかかるため、行動に移す方が今はまだそんなに多くありません。そのため誹謗中傷行為が犯罪とう認識が低いのもまた事実ではあります。
しかしこれから先、どうなるかわかりません。
事実無根の誹謗中傷や書き込みに対して損害賠償が当たり前に申し立てられるような時代がやってくるかもしれません。
もし、安易な書き込みが元で多額の損害賠償請求を受けたらどうしますか?
たった一言の書き込みが、人生を狂わしてしまうかもしれません。
くれぐれもインターネットを利用する際は、その事を心に留めてほしいものです。

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