相続と同じで事業継承はいつか必ずやってきます。
自分が先祖が今まで築いた会社を誰にどのタイミングで譲り渡すのか、会社を経営している方は遅かれ早かれ決断をしなければならない時がやってきます。
いつか必ずやってくるのです。
だったら早い時期から準備をしておくことに越したことはありません。

中小企業や個人事業の場合、いくつで事業を引き継ぐのが一番いいのか。
事業継承にはどのくらいの期間が必要なのか。
何か事業継承で問題となる事はあるのか。

しかし多くの経営者が上記のような悩みを抱えます。

実は中小企業の事業継承を対象にしたアンケートのよると、経営者の年齢が若ければわかいほど企業利益が出せる経営が出来る、という統計が出ています。
年代別にみると、４０代がベストだと回答する割合が多かったそうです。
次いで５０代、そして６０代と続きますが、６０代では半数近くの経営者がもっと早い時期に会社を継いでおいた方がよかったと回答しています。
事業継承にタイミングのいい年齢。いい時期だった。その平均年連は４３歳だそうです。

この統計を元に考えると、後継者は３０代の後半から準備に入り、数年の育成期間を経て引き継ぐことが理想型といえるでしょう。
しかしそこへ進む前にまず後継者を定めるという最大の決断をしなければなりません。
後継者を決めないと、事業継承は何も始まらないのです。
自分の子どもに事業を引き継ぎたいと経営者も多いでしょう。
いつか継いでくれるはず、そんな希望的な観測はやめてきちんと意思確認をしましょうね。
今は親の家業を子どもが必ず継いでくれるとは限らないのです。
子どもが継がないとなれば次の選択肢を模索しなければなりません。